プロジェクターを家で楽しんでいるご家庭は、今や珍しくありません。大掛かりなことのように思えますが、意外と手軽に導入できてしまいます。プロジェクターを導入して映像を楽しむことは、一種の非日常生活を味わうことができます。映画館で映像を楽しむには、映画館まで足を運び、列に並んで映画料金を払い、映画開始時刻まで待たなくてはなりませんし、多くの人の雑音も耳に障ります。
その一方、部屋をホームシアターにしてしまえば、いつもの寝室やリビングが、映画館に早変わりします。好きな飲み物を飲みながら、好きな姿勢で、思う存分映画館のように映像を楽しめます。映画館では、一番の特等席を選ぶには運とタイミングと努力が必要ですが、ホームシアターなら毎回特等席なので、優越感を感じてしまうのではないでしょうか。この感覚は、実際に体験した人でないと、あまりピンと来ないかもしれません。
なぜ人が旅行を好むかというと、非日常生活を過ごせるからです。日帰り旅行は別ですが、ホテルや旅館で食事のサービス、ベッドメイクのサービスを受けることによって、いつもは自分でしなければいけない作業を、別の人がしてくれるという日常的でない刺激に魅了されるのです。日常的な大型テレビとプロジェクターがあまりライバル視されないのは、スクリーンならではの映像美がそこにあるからだと思います。プロジェクターを購入し、ホームシアター用に準備するのは確かにいくらかの手間がかかりますが、その後に味わえる非日常的な楽しみが、映像好きの人を魅了してしまうのでしょう。